動画技術研究所

趣味の映画製作、仕事の動画コンテンツ制作関連の記事を書いていきます

オンライン講座を作る勧め

不労所得という幻想

一時期、「不労所得」という言葉が一般的になって、働かずに自動的にお金が入ってくる状況がもてはやされた時期がありました。

厳密に言うと、不労所得というのは、「やった分の手数料をもらう稼ぎ方ではない」というだけの話であって、「働かずに楽をして稼げる」というわけではありません。

 

不労所得自動販売機に例えられることがあります。

でも、その不労所得を得ようとした場合、自動販売機の設計から製造までを自分で行う必要があるわけです。

 

月極駐車場の使用料金が毎月入ってくる状況が、不労所得の代表のような言い方をされることがあります。

それも、月極駐車場の設備投資で、かなりの赤字状態からスタートすることになります。

 

お金が入ってくる瞬間だけを見ると、「何も働いていなくても収入がある」というような楽なイメージがあります。

しかし、その下ごしらえと言うか準備はむしろ、普通の仕事よりも面倒です。

udemyで不労所得型ビジネスを

「働いた分の報酬をもらう」というスタイルのビジネスモデルと違って、その準備に時間と手間はかかりますが、不労所得型ビジネスは、構築してしまえば、突発的に自分が働けない瞬間にも、収入が途絶えないというのが最大のメリットです。

その中で、非常に注目されているのが、udemyというオンライン講座です。

実は私も、数年前から2つほど講座を作って公開・販売しています。

 

udemyはアメリカの企業ですが、日本での展開はベネッセが請け負っています。

そのため非常にセールスプロモーションが盛んで、講座を作って公開していれば、ある程度は宣伝してくれます。

udemyの講座は無料で始められるという特徴があります。

 

品質や内容の審査はあるんですが、ニーズがあるかどうかという審査はありません。

ですから、あなたに特技があって、人に教えられる要素があれば、オンライン講座の形にして開講することをお勧めします。

udemyは動画講座

udemyの講座を見ると題材は幅広いことが分かります。

海外向けとしては、和菓子の作り方講座も人気講座として上がっています。

 

オンライン講座ですから、内容は主に動画になります。

副教材としてテキストの資料を添付することはできます。

 

動画コンテンツと言うと、映像のクオリティが高くないとダメではないか、というような勘違いをする人がいまだに多くいます。

しかし、動画のクオリティは最低限のレベルをクリアしていれば問題ないことは明らかです。

 

逆に、非常に綺麗な映像だとしても、構成がグダグダで見づらいとか、役に立たない内容では話になりません。

自由度が高い講座形式

オンライン講座・ビデオ講座は、ホワイトボードの前に立って講師が話しているイメージがあるかもしれません。

このudemyの講座は、必ずしも講師が出演して講義形式で話している映像が必要というわけではありません。

 

私も、一つ目の講座は自分が出演して、2時間以上カメラの前で話して作りました。

「初心者のための 失敗しないビデオ撮影術」

原稿に目を落としながら話すことを避けるために、わざわざプロンプターを自作して、目線を落とさずに話せるようにしたりというような苦労もしましたが、そんな必要はありません。

私の2本目の講座は、PowerPoint の文字と写真だけで構成しています。

「超実践的ストーリー映像製作講座・概要編」

自分自身で解説している声と、パワーポイントの画面を組み合わせただけの作りです。

電子書籍を元にした講座のススメ

真っ先に、このudemyによるオンライン講座の開講をオススメしたいのは、電子書籍を出版した人です。

有益な情報を与える電子書籍があなら、その内容を講座でも話すことができるはずです。

 

こういう展開を、「シングルソース・マルチユース」と言います。

一つのネタを、メディアの種類を変えて活用するということです。

例えば、電子書籍で書いた内容を

  • 細かく分割してブログの記事にしたり
  • 音声ファイルにして販売する
  • DVD を作って販売する

そういった展開の仕方です。

 

実際の作り方の一例としては

  • ご自分の電子書籍を見ながら、目の前にいる人に話しかけるようなつもりで音声を録音する
  • 電子書籍の原稿を元に、パワーポイント用のテキスト画面が作る
  • その組み合わせで動画コンテンツを作る

というやり方があります。

 

コンテンツ作成について、「ハードルが高いな」と思われる方はぜひ、升田企画(masudakikaku.com)までご相談ください。

参考になれば幸いです