動画技術研究所

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批判の前にあなたがやるべきこと

自由な発言の大半は他人の批判

インターネット・SNS上で、様々な個人の意見を自由に発表できる時代です。

特に日本では、かなり自由な発信が許されています。

ところが、その内容を見てみると、8割近くが「誰かに対する批判」ではないかと思います。

 

「何も考えないよりは、批判精神を持つことの方が良い」という意見もあるでしょう。

しかし、思いのほか「批判」は何も生み出しません。

秩序を壊す力にはなるので、「望ましくない秩序をとりあえず壊したい」という時に、批判は機能します。

 

しかし、その秩序が壊れた後で、少しでもマシな秩序が生まれるかと言うと疑問です。

正論を吐くのは簡単 でも効果は薄い

今、望ましくないように見える秩序も、理由があってできているものです。

 

会社勤めをした経験のある人なら分かると思いますが、会社で仕事をしていると不平不満はいくらでもあります。

「こうすればいいのに、会社がそういう判断しないから、いつまでたっても状況が改善しないんだ」というような批判。

 

その批判というのは、大抵の場合、「正論」です。

しかし、あなたがその正論を、大勢の前で発表する機会得て、訴えたからといって、状況は改善しないでしょう。

正論だけでは現実は動かないんです。

これは、少しでも視野が広い人であれば理解できることですし、体験もしていることだと思います。

 

そんな「正論」は多くの人がもう知っています。

他の様々な事情や優先事項があって、その「正論」の手法が採れないのが現実なんです。

そこでいくら「正論」を唱えたところで、事態は変わりません。

やるべきことは批判ではない

物事を改善させるために、自分ができることを探して、それを「率先垂範」して実行することです。

 

自分が建設的な行動をする姿勢を見せずに、批判ばかりする人は信用されません。

「何も任せてもらえなくなるので、さらに批判を繰り返す」という「負のスパイラル」に入っている人も多く見受けられます。

 

例えば、政治批判。

もちろん納税者である皆さんは、政治の当事者でもありますから、批判する権利はあります。

 

しかし、批判する前に、例えば地元の自治会の役員になって活動をしてみると、全く視野が変わってくると思います。

自治会というような、極めて狭い範囲の行政の中にも、大抵の場合、様々な問題があります。

問題を解決するための案も出せるでしょう。

 

ところが、その正論を振りかざしても、なかなか人は動きません。

「理屈からすれば、この選択肢を取るしかない」ということをいくら説得しても、「決まりを変えるだけの賛成票が得られない」といったことを体験してください。

物事を改善させるために、やはり「正論」だけではだめだな実感できるはずです。

 

例えば、反対している人に別のことで貢献して、人間として信頼してもらうということも必要かもしれません。

そういった経験を、ほとんどしていない人が、もっと大きな行政の担当者である人を批判しても、説得力がありません。

「批判すること」自体が目的の単なるパフォーマーと見られてしまうと思います。

 

あなたが、物事の改善のために取り組んで、淡々と行動していることを、広く発信することは有益です。

その発信の方法として、「動画」を活用することはとても有効でしょう。

検討していただければ幸いです。